2018年8月21日

アルバータ大学101 〜入学前に知っておきたいあれこれ〜

By Saaya


8月も中盤、9月の新学期が目の前に迫ってきています。

ということは・・・ 私たち、もうFreshman(1年生)ではなくSophmore(2年生)になるのです!!
去年のこの時期は、期待や不安、留学への色々な気持ちが入り混じっていたのを今でも覚えています。
漠然とした不安以外にも、
一年目のコース選択ってこんな感じでいいのかなぁ?
教授ってどんな人なんだろ?
教科書っていつまでに揃えたらいいの?
など、大学生活の始まりを控え、色々な疑問が尽きませんでした。


そこで、今回は、タイトルにもあるように、入学前に知っていたら便利だなと思う情報を共有したと思います!


大学に入学願書を提出する「Application」が本格的に始まるのが、10−11月頃。そして、早いところでは2月頃から合格通知admission offerが届きめますofferが届いて、、それもつかのOfferを頂いた大学から最終的に進学する大学を決めたり(Accepting the offer)、高校卒業前の最終試験IBA-levelなどに向け最後の追い込み大学の寮への申し込みやらないといけないことは案外山積みなんです
そして高校最後の夏休み、友達や家族との思い出作りの真っ只中に大学からこんなメールが届きます。




“You are now eligible to register in courses for the upcoming terms ”
授業選択が出来ます

授業選択!!!!!!

大学生になるんだ!と初めて実感した瞬間でした(笑)


「授業選択するには、Bear Tracksにログインしてください

ってことでメールに添されているURLからBear Tracksに飛びます

ちょっと待った〜〜!!Bear Tracksってなに??

と思ったあなた、

今から説明しますね!



Bear Tracks - 大学生活に欠かせないポータルサイト


Bear Tracksとは、簡単に説明すると、科目情報の検索、授業選択や成績照会、授業料の確認に至るまで、大学生活をする上で欠かせない、アルバータ大学が運営するポータルサイトです。日本の大学だと、早稲田大学のMyWASEDAのような立ち位置ですね。

ここでは、Bear Tracks上でのコースコードの読み方授業選択の仕方について説明します。


ここで皆さんに簡単なクイズです。

このブログ記事のタイトルにある、アルバータ大学101。この「101」がなにを意味しているのかわかりますか?


アルバータ大学の科目は、分野レベル別に「コースコード」というものでカテゴライズされています。分野は、アルファベット3/4文字で、レベルは3桁の数字で表されています。数学はMATH、生物はBIOL、経済学がECONといった感じです。そして、これらの分野は、100から400までの4つのレベルに分けられます。100レベルは、初級レベルのコースで主に1年生が対象となったものです。数字が大きくなるに従って、難易度も高くなっていくといった感じです。


たとえば、生物系を専攻している学生の1年目の必須科目、生物分類学のコースコードは:

BIOL (分野) 108(レベル) となります。
                          

ここまでくればもうおわかりですよね!
「アルバータ大学101」とは、アルバータ大学の入門編という意味になります!


このようにコースコードを理解していれば、初めての授業選択でも迷わずに行うことが出来ると思います。


次は、ついに実践!Bear Tracks上で科目選択を行ってみましょう

① このように、受講する学期、分野、そしてレベルを選択します。




② そうすると、検索条件に当てはまる授業が表示されます。

そこから受講したいコースを選択。



③ 最後に登録(enrol)を押せば、完了です!






科目選択の注意点


アルバータ大学の授業選択は、基本的にFirst come, first served、速いもの勝ちです。
授業選択が開始されると、全学生が一斉に科目登録を始めます。
もたもたしていると、定員オーバーになってしまうのです…。

じゃあ定員オーバーになってしまったらもうその授業は選択出来ないの?!ギリギリになって科目を変更したくなっても無理なの?!
ってことですが、実は、まだ望みはあります!笑

Bear Tracksには、ある授業が定員に達している場合、その授業をWatch list(予約名簿)に登録出来る機能もついていて、空きが出ると、事前に登録しておいたメールアドレスに通知がくる仕組みになっています。

ですが、Watch listは所詮Watch listですから、100%登録が出来る!というわけでもないので、やはり注意が必要です!



どの教授がいいの?


努力して入った大学。ですが、本当の勝負は、入学したあとです。
1年目から成績やGPAを気にする生活が始まります。もちろん、成績というのは、自分の努力次第。悪い成績を環境や教授のせいにするのは、筋違いかもしれません。
ですがやはり、学生の目線に立って、わかりやすく教えてくれる教授のほうがいいに決まってますよね。
Bear Tracksでは、授業を選択する際、シラバスと共に、教授の名前が表示される仕様になっています。同じコースでも、選択するコマによって違う教授の講義を受けることになります。

「でも入学前だし、どの教授がいいのかなんてわからない。自分のスケジュールに合うコマを適当に選ぶか・・いい教授かどうかは運だな。」

Bear Tracksに表示されている教授とにらめっこしながら、そんなことを考えていた一年前の私に教えてあげたいことがあります!

Rate My Professorを見にいって!」


Rate My Professor 

「私の教授を評価して」

その名の通り、このサイト、大学の教授をレビューするサイトなんです。
そしてそのレビューを書いているのは、その大学に通う学生たちです。
学生たちが、自分が実際に講義を受けた教授について評価を書くことが出来るんです!

教授のフルネームを検索すると・・・



総合評価、コースの難易度、またその教授の授業を取りたいかなど、ひと目でわかるようになっています。


このサイトでの評価がいい教授の授業は、定員に達するのもとても早いくらい、カナダの学生ならみんな使ってると言っても過言ではない程、みんなに頼られる存在です。


みなさんもぜひ!ぜひ!活用して、素晴らしい授業選択を!



教科書っていつ、どこで買うの?


Rate My Professorでいい教授を見つけて、無事に授業選択も完了!
次に待っているのが、教科書です。

Bear Tracksでは、授業選択が終わると、それら授業に必要となってくる教科書のリストが作成されます。
そして、大学の書店のオンラインストアで予約まですることが出来る大変便利なシステムになっています。

じゃあなにも問題ないね!予約して、受取日にキャンパスにあるブックストアに行けばいいだけでしょ〜?

ってことでもないんです!!!

みなさんもご存知かもしれませんが、大学の教科書って高いんです。


ご参考までに、一年生の1学期目、4科目選択した私の教科書代は、657ドルでした。はい、たかーい!



でも、教科書って必需品だし、しょうがないんじゃない?って声が聞こえてきそうなので、はっきりと言います!

もっと安く手に入れることが出来るんです!


この657ドルという値段、新品の教科書を正規の価格で買った場合なんです。

でもSNS時代に生きる私たちには、こんな素晴らしいものがあるではないですか!

じゃじゃーん!FACEBOOK!






のグループは、アルバータ大学の在学生が使わなくなった教科書を売ったり、他の学生が出品している教科書を買ったりできる画期的な場所なんです。
一番のメリットは、みんなアルバータ大学の在学生なので、受け渡しと支払いは、主に事前に約束したキャンパス内の場所で行われるという点です。送料もかからないですし、詐欺なんかのリスクもありません。


私の場合、このグループを知らなかったがために、すべて新品で買ったので、高くついてしまいました。


そして、なんと、教科書がいらない場合もあるんです!

これもまた、入学前は知らなったことなのですが、教授によっては、教科書は使わないで、その教授が作成したノートをもとに授業が進められていく場合もあります。

初日の講義はシラバスの説明で終わることの方が多いですその時に教科書がいる・いらないの説明もあるので教科書は授業が始まったその週からぼちぼち集めていく感じで全然間に合います

決して急いで買って、使わないまま終わったーなんてことにならないようにしましょう 


最後に



アルバータ大学101すこしでも皆さんのおに立てたでしょうか
なにかわからないことがあれば、Feel free to leave a comment、ご気軽にコメントしていってくださいねっ!



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2018年8月13日

カナダ留学のお金事情 ②

By Saaya

カナダへ学部留学するのってどのくらいお金が必要なんだろう?」

大学の学費や現地での生活費などの費用に関する疑問は、留学を考え始めた時、
真っ先に頭に浮かんでくるものではないでしょうか?

カナダ留学のお金事情①では、そんな率直な疑問に応えるべく、
カナダにおける学部留学の費用をアルバータ大学と他2校(トロント大学、UBC)の学費や生活費を比較しながらお話ししました。


今回は、そんなカナダ留学のお金事情、第2弾と称して、アルバータ大学における奨学金制度(scholarship, awards, bursaries, etc)についてお話ししたいと思います!



アルバータ大学の奨学金制度



“ The University of Alberta offers over $28 million (CAD) in scholarships and financial support to undergraduate students each year.”
「アルバータ大学は、年間2800万ドル以上の各種奨学金や学生ローンなどを学部生に給付しています」
https://www.ualberta.ca/registrar/scholarships-awards-financial-support


これは、アルバータ大学のウェブサイト内にある奨学金に関するページに記載されているものです。

受けられる奨学金の種類や額は、学生のバックグラウンド, e.g., 現地学生or留学生、などによって違いはあるものの、年間2800万ドルにも及ぶ予算が奨学金や学生ローンの財源として確保されているなど、フィナンシャルサポートの制度が充実していることは、在学生としても誇らしいものです。



上記したように、カナダの現地学生と留学生では、対象となる奨学金に違いがあります。ここでは、留学生でも適応される一般的なものを紹介したいと思います。


アルバータ大学における留学生が対象となる奨学金制度には、大きく分けて2種類あります。
1つ目は、大学に入学願書を提出すると自動的に審査対象となる奨学金 −  automatic application。2つ目は、入学願書とは別に、応募する必要があるもの − separate application。後者は、自己推薦文といったEssayなどの提出が求められます。


Automatic applicationに該当する奨学金の一部:

International Student Scholarship
額: 最高9000ドル、 条件を満たせば、一年毎に更新可能

University of Alberta Academic Excellence Scholarship Competition
額: 1000ドル〜9500ドル



上記2つような奨学金は、主にEntrance Awardsと言われるもので、高校在学時の成績などを基準とした審査によって、入学時に「賞金」のような形で給付されるものです。なので、一般的には、入学時の一度きりのものですが、上にあるInternational Student Scholarshipのように、ある一定の条件(GPA3.0以上)を満たせば、同じ額の賞金を卒業するまで毎年もらえるものもあります。


Separate application に該当する奨学金の一部:

International Entrance Leadership Scholarship
額: 5000ドル
定員: 8人

University of Alberta Centenary Scholarship
額: 20000ドル
定員: 5人



申込が必要になるこれらの奨学金の審査内容は、高校在学時の成績の他に、どのような課外活動をしていたのか、そこでどのような役割を果たしたのか、リーダーシップを取れていたかなどを重点的に審査されるようです。募集定員が10人を下回る、狭き門ですが、自信がある人はチャレンジしてみる価値はありそうですよね。



私が頂いた奨学金


ここまで、アルバータ大学における留学生も対象となる奨学金制度について触れてきましたが、ウェブサイト上に書いてあることだけ説明しても、現実味に欠けると思うので、実際に私が頂いた奨学金(entrance awards)を例に取って、一年目の学費をどの程度抑えることが出来たのか見ていきましょう。

Separate applicationをする際に必要となるessayを書く時間的余裕が無かったこと、応募定員8人ほどの奨学金を受けられるという自信が根本的に無かったという理由でseparate applicationは、しませんでした。しかし、automatic applicationのみでの奨学金の審査で、最終的に3つの種類の奨学金を頂くことができました。

額が大きいものから順に、
A university of Alberta international country Scholarship  - 5000ドル
An international Student Scholarship − 2500ドル
An International Baccalaureate Student Scholarship − 2000ドル


私の場合、1年目の授業料がおおよそ20000ドルでしたので、頂いた奨学金の総額9500ドルのお陰で、半額近い学費を節約することが出来ました。




まとめ

「カナダ留学のお金事情」と題して、アルバータ大学に正規留学する際に必要になってくる費用について2回に渡り、お話しました。

比較的リーズナブルな学費や充実した奨学金制度など、アルバータ大学は、「学部留学したいけど、高すぎる学費だと現実的じゃないなぁ」と思っている学生さんたちにも留学への扉を開いてくれる存在だと思います。

North Campusの中庭からみえるCCIS(Centennial Centre for Interdisciplinary Science) - 主に理系の講義が行われる建物


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2018年8月1日

アルバータでの冬の服装

By Toko

ご存知かと思いますが、アルバータ州は非常に寒い町です。

冬は、ー40度まで下がり、外で数分過ごすのも厳しいです。

ですが、その替わりに、どこの室内にも暖房が完備されています。

なので、一度室内に入ってしまうと、パーカー1枚で十分足りるほどの暖かさになっています。

今日は、そんな特別な環境で、どのような服装が一番過ごしやすいのか。

そして、生徒はどのような格好をして大学に通っているのかをお話しします。

まずこちらは、私が実際に着ていて、1番過ごしやすかった服装です。

・薄手のユニクロのヒートテック

・大学のパーカー
・ジーンズ(見かけの良いスウェットに変更する予定です)
・長くて、厚みのある靴下
・くるぶし10cm上くらいまである、ブーツ
・耳まで隠れるニット帽子
・手袋(2枚重ね)
・グースの毛が入っていて、膝上の丈のコート

色々なところで聞くと思いますが、

ユニクロのヒートテックは、本当に優秀です。

私が最も使ったのは、薄手と厚手のヒートテックです。

その日の格好、そして気候に合わせて変えられるよう、
2タイプ持っていることをおすすめします。
この上にパーカーやセーターを着れば、上は十分です。

私が、1番改良しないといけないと思っているのが、下半身の服装です。

正直、ジーンズ1枚では、とっても寒いです!
現地の人は、ジーンズ1枚で足りていそうなのですが、
日本人の下半身は、彼らのほど鍛えられていません。
そこで、何度かスウェットの下に、ヒートテックの
レギンスを履いていったのですが、
見かけが良くなかったので、ジーンズに戻しました。
なので今年は、もう少し見かけの良いスウェットを手に入れて、
レギンスと二枚履きしようと思っています!

続いて、ブーツについてお話しします!

ブーツは、大学からMRTとバス

(アルバータ大の学生は、U-passという定期代が
学費に含まれているので、乗り放題です)
40分程で行ける West Edmonton Mall (通称ウェム(WEM))で買いましょう!

WEMの中には、靴屋さんが沢山あるので、
そこでお気に入りのブーツが見つかると思います。

私のはこのような形で、防水になっています。





このように、内側はモコモコなので、

暖かい靴下と合わせて履くと、足先まで暖かくすることができます。

丈は、短く感じるかもしれませんが、

歩道は全て雪かきがされているので、この丈で十分です。

更に、丈の長いブーツだと、暖かい室内に入った時に、

暑すぎてしまう可能性があります。

なので、防水で、内側がモコモコ、そして

長すぎない丈のブーツを買うことをおすすめします。

お店の人に、「これで -40度の中歩ける?」と

聞いてみるのもいいと思います。
私は「これはいける?これは暑すぎる?これ防水なの?」と、
色々聞きまくり、このブーツに決めました。
お店の人は、とても親切に答えてくれるので、
色々と検討して、自分のお気に入りの1足を見つけてみてください!

続いてはコートについてです。


カナダのコートといえばこれ!という、とあるブランドがありますが、

それらは1着10万円ほどします。
「まあ、-40度から身体を守るには、それくらい
払わないといけないんだろうな。仕方ない。」
と思っている方、そんなことありません。
私が大学の中で見かけた人で、このブランドを着ていたのは、
基本的に中国人留学生だけです。

ほとんどの学生は、その他の、

もっと安く手に入るブランドのコートを着ています。
なぜなら、それらのコートでも、-40度対応になっているからです!

当たり前のことですが、-40度という極寒の地に住んでいる人向けのブランドが、

カナダに1つしかないはずがありません!
ということで、私のおすすめは、
こちらのカナダのブランド、Golden by Tnaです!

Golden by TnaはAritziaという、カナダに住む女子高校生、大学生、

そして大人という幅広い年齢層の女性にとても人気のブランドの系列で、
冬になると、様々な種類のコートを取り扱っています。

私は、こちらのお店で3〜4万円ほどで買ったコートで、

問題なく冬を過ごせました。
コートの中身も、グースの毛を使っているので、とても暖かく、
ポケットも多いので機能性もとても良く、気に入っています。
是非、コートを買う際は、こちらのブランドを検討してみてください!

私が購入したコート。ファーも付いていて可愛いです!
続いて、カナダの学生がどのような格好で学校に通っているのかをお話しします、、
と言いたいところなのですが、
正直ほとんどお話しすることがありません!

というのも、カナダの学生の服装は「カジュアル」に尽きるからです。


ご存知の方も多いかと思いますが、日本、特に東京は、

外国の人々には、とてもオシャレな町として知られています。
それは、町の様子はもちろん、人々がオシャレだからです。

しかし!カナダの学生は、日本の学生ほど服装に執着していない印象があります。

暖かさを重視するためか、単純に全員そうだからなのか分かりませんが、
私のように「パーカーとジーンズ」の学生が沢山います。
なので、あまりファッションは気負わず、楽な服を着ていればいいと思います。

今回は、服装についてお話ししました!

服装は、健康に関することなので、私も留学前に気になっていたことの一つでした。
ですが、私が愛用していた防寒グッズなどは、
どれもカナダで手に入るものばかりです。(ヒートテック以外)
あまり心配しすぎず、秋くらいから現地で準備を始めたら良いと思います!

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